インサイドセールスに転職してよかった人と後悔した人、採用担当から見た違い。

インサイドセールスに転職してよかった人と後悔した人、採用担当から見た違い。 営業・テレアポからの転職

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インサイドセールスへの転職を考えている人から、よく聞かれることがあります。「自分に合っているか分からない」という不安です。

採用担当として長く見てきた中で、ISに転職してよかったと言う人と後悔する人の間には、はっきりした違いがあります。スキルの差でも経験の差でもありません。

インサイドセールスで結果が出る人の特徴

ISに転職してよかったと言う人に共通するのは、PDCAが回せることです。

インサイドセールスは、架電数・コール率・アポ獲得率・商談化率など、ほぼ全ての行動がデータで可視化されます。昨日の自分と今日の自分を数字で比較できる環境です。

この環境で伸びる人は、目標を持って数字を分析して、昨日の自分を101%超えることを繰り返せる人です。「今日はなぜ取れなかったのか」「この時間帯はなぜ繋がりやすいのか」を自分で考えて、次の行動を変えていきます。

そういう人にとってISは、やった分だけ自分の成長が見える環境です。だからよかったと言います。

後悔する人に共通すること

逆に後悔する人の共通点は、考えることを放棄していることです。

データは全部出ている。でもそのデータを見て何かを考えることをしない。言われたことをやる、今日もかけた、それだけで終わっている。

ISはデータが全部出るからこそ、考えない人は「考えていないこと」まで数字に出ます。昨日と同じ結果、先週と同じ結果が続いて、それでも何も変えない。そういう状態がはっきり見えてしまう。

フィールドセールスや対面営業は、気合や雰囲気でごまかせる部分があります。ISにはそれがありません。思考を止めた瞬間に数字が止まります。それが合わないと感じる人は後悔します。

「感覚でできる人」がISに向かない理由

営業には感覚で結果を出す人がいます。なぜか取れる、なぜかお客様に好かれる、特に分析しなくても数字を作れる。そういうタイプです。

そういう人がISに転職してもトッププレイヤーになれることはあります。でも長期的には合わないと感じることが多い。

理由は二つあります。

一つは、感覚でやっていると数字が落ちたときに原因が分からないことです。なぜ取れていたのかが分からないから、なぜ取れなくなったのかも分からない。ISは変数が多いので、市場の変化や競合の動きで数字が変わることがあります。感覚だけではその変化に対応できません。

もう一つは、チームの中で機能しにくくなることです。ISは組織でやる仕事です。自分が取れても、なぜ取れているのかを言語化できなければ、周りに伝えることができない。管理職になればなるほど、自分の経験を言葉にして人に渡す能力が求められます。感覚でやってきた人はここで詰まります。

採用担当として見ていると、感覚型のトッププレイヤーはISでは伸び悩む人が多かったです。数字は作れるけれど、チームを引っ張る立場になったときに「なぜそうするのか」を説明できない。結果として自分も周りも消耗していきます。

採用担当が「この人はISに合う」と感じる瞬間

面接をしていて、この人はISで伸びるなと感じる瞬間があります。

それは、過去の経験を数字と一緒に話せる人です。「架電数がこれで、アポ率がこれで、そこからこう変えたらこうなりました」という話を自然にできる人は、データで動く癖が身についています。

逆に「とにかく頑張りました」「お客様に誠実に向き合いました」だけの話は、ISの現場に出てもデータを見ない人になる可能性があります。誠実さは大事ですが、それだけでは数字は変わりません。

もう一つは、うまくいかなかったときに何を考えたかを話せる人です。「数字が落ちたとき、まず何を確認しますか」という質問への答えで、その人がデータで動けるかどうかが大体分かります。

転職前に確認しておくべきこと

ISへの転職を考えているなら、一つだけ自分に聞いてみてください。

「昨日と今日で何かを変えることが好きか、それとも苦痛か」です。

毎日数字を見て、分析して、少しずつ変えていくことを面白いと感じるなら、ISは合います。それが苦痛で、ルーティンを崩されることが嫌なら、ISは合わない可能性があります。

これはスキルの話ではなく、性質の話です。努力でどうにかなる部分もありますが、根本的にデータを見て考えることが苦手な人は、ISで消耗します。

転職エージェントに相談するときは、「自分はデータで動くのが好きかどうか」をはっきり伝えることをおすすめします。ISの求人を紹介するかどうかの判断に直結します。

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この記事を書いた人

営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。

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