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テレアポが辛い、という感覚の正体がわからないままでいると、じわじわと削られていきます。
「自分が弱いのかな」「向いていないのかな」と思いながら席に座り続ける状態が、たぶん一番きついです。
営業を20年やってきて、約70名の組織をマネジメントしてきた経験から、正直に書きます。
テレアポが辛い理由は、だいたい3つに分かれます
辛さには種類があります。全部が同じ「テレアポの辛さ」に見えますが、原因を分けると対応が変わります。
1. 怒鳴られる、心ない言葉をかけられる
これはあります。テレアポをやっていれば、怒鳴られる経験は必ずあります。
ただ、これは構造の問題でもあります。必要ないと思っているものを、見知らぬ相手から突然電話で売り込まれたら、怒鳴りたくなる気持ちはわかります。本当に必要なものなら、向こうからウェブで申し込みが来るはずです。そうではないところにかけているから、そういう反応が返ってくる。
ただ、最初から「必要ない」と思っていたものでも、話を聞いているうちに「あってもいいかもしれない」に変わる瞬間があります。その瞬間をつくれたとき、テレアポという仕事のやりがいを感じます。心ない言葉を受け流しながらも、その瞬間を積み重ねていける人が続けられます。
2. 数字が出ない
辛さの中心はここにあることが多いです。
数字が出ない原因は、環境にある場合と、本人にある場合の両方があります。商材の難易度、リストの品質、管理職の指導力。これらが揃っていない環境で個人の努力だけで結果を出そうとしても、限界があります。同じ人が別の会社に移って急に取れるようになった、という話は珍しくありません。
ただ、本人のトーク・姿勢・PDCAの回し方に問題がある場合も当然あります。どちらが原因かを正直に考える必要があります。環境のせいにしすぎても、自分のせいにしすぎても、判断がずれます。
客観的に見るために、信頼できる管理職やメンターに聞いてみることが一番早いです。
3. 先が見えない
「このまま続けて何になれるのか」という感覚が積み重なると、数字が出ていても辛い状態になります。
ただ、テレアポという仕事は行動のすべてが数字になります。発信件数、接続率、アポ率、商談化率。やったことが全部データとして残る仕事は、実はキャリアが見えやすい面があります。積み上げが可視化される仕事です。
先が見えないと感じているなら、自分の数字を改めて整理してみることが、次の手を考える材料になります。
辛いまま続けることが正解ではありません
消耗し切った状態でPDCAを回せている人は、マネジメントをしてきた経験上、ほとんどいません。
3ヶ月の壁は本当にあります。最初の山として「こんなにきついのか」という時期が来る。そこを超えると昨日できなかったことが今日できる感覚が出てきて、それが成長の実感になっていく。
でも「成長の辛さ」と「環境が悪くてただ削られている辛さ」は別物です。自分がどちらにいるかを正直に考えてみてください。
転職を考えることは逃げではありません
テレアポ・インサイドセールスが辛くて限界を感じているなら、転職を考えることは正しい判断です。「たまたまあなたはこの商材・この会社に向かなかった」という見方ができます。
実際に見てきたことを書きます。かつて管轄していた組織の中で、何年やっても数字がまったく出なかった人が、別の業種の営業に移ってトップ営業になった事例が複数あります。元同僚、元後輩で、リアルに見てきています。
ずっとその道で続けることが正解ではありません。テレアポで培ったもの、つまり断られ続けても動き続ける耐性、短い時間で反応を読む力、声だけで信頼を作ろうとする訓練は、転職市場でちゃんと評価されます。
どう評価されるかについては、別の記事に詳しく書きました。
→ テレアポ経験は、転職市場でどう評価されるのか。採用する側が見ていたこと
転職を考え始めたなら、まず選択肢を広げてください
転職エージェントに登録することから始めることをおすすめします。「登録=すぐ転職しなければいけない」ではありません。相談するだけでも、今の状況が整理されます。複数社に登録して、自分に合うエージェントと付き合っていく形が現実的です。
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退職理由をどう面接で伝えるかは、別の記事に書きました。
電話に慣れておきたい方へ
転職活動と並行して、テレアポのスキルそのものを磨いておきたい方に使ってほしいツールがあります。AIが受付担当・担当者役を演じてくれるテレアポ練習ツール「アポトレ」です。実際の電話に近い感覚で練習できます。無料で使えます。
※本記事の内容は執筆者の個人的な経験・見解に基づいています。転職活動の結果を保証するものではありません。
▶ テレアポ経験者の転職が失敗に終わる理由。採用担当が見てきたパターン。
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この記事を書いた人
営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。


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