営業を1年で辞めたいのは甘えか。第二新卒の転職を、採用側の本音で書く。

営業を1年で辞めたいのは甘えか。第二新卒の転職を、採用側の本音で書く。 営業・テレアポからの転職

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入社してまだ1年ほど。でも、もう営業を辞めたい。そう思う一方で、「1年で辞めるのは甘えだ」「第二新卒は転職で不利になる」という声が聞こえてきて、動けずにいるのではないでしょうか。

私は営業の現場に20年いて、約70名の営業組織をマネジメントし、採用にも関わってきました。1年で辞めていった若手も、その後どうなったかも見てきました。その立場から、採用する側の本音を正直に書きます。

先に結論です。1年で辞めること自体を、採用側はそこまで問題視しません。本当に見ているのは、「なぜ辞めるのか」と「それをどう語るのか」です。ここを間違えなければ、第二新卒はむしろ有利に動けます。

採用側は、第二新卒の短期離職をどう見ているか

正直に、両面を書きます。まず、マイナスに見える面はあります。「うちに来ても、また1年で辞めるのでは」という定着への不安です。これは採用側が必ず頭の片隅に置いていることです。

ただ、それでも第二新卒の採用が活発なのには理由があります。第二新卒枠は、もともと「経験より、これからの伸びしろ」を見るポテンシャル採用だからです。つまり、短期間で辞めた人が来ることを、ある程度は前提にした枠なんです。だから、「1年で辞めた」という事実だけで足切りされることは、あなたが思うほど多くありません。実際、第二新卒に特化して支援するサービスがちゃんと成り立っているのは、この層を求める企業が確かにいるからです。

「甘え」かどうかの、本当の分かれ目

では、採用側は何で判断しているのか。それは、その辞めたいが「逃げ」なのか「選び直し」なのか、です。

何が嫌なのかを分解しないまま、目の前のしんどさから離れたいだけで辞める。これは、次でも同じ壁にぶつかります。採用側は面接で、この「逃げ」の匂いを敏感に感じ取ります。一方で、「自分は数字を追うこと自体は嫌いではない。ただ、この環境ややり方が合わなかった。次はこういう働き方をしたい」と、理由を自分の言葉で語れる人。これは「選び直し」であって、甘えとは受け取られません。同じ1年での退職でも、この語り方の差で、評価はまったく変わります。

面接で、致命的なこと・評価されること

採用に関わってきた立場から、はっきり言えることがあります。第二新卒の面接で一番評価を下げるのは、前の会社や上司の悪口、つまり他責です。「上司がひどくて」「会社の体制が悪くて」で終わる人は、「うちでも同じことを言うだろう」と見られます。

逆に評価されるのは、短い期間でも「そこで何を学んだか」と「次でどう活かすか」を、前向きに結びつけて話せる人です。たとえば、「1年で辞めることになったのは事実ですが、テレアポで断られ続ける中で、相手の状況を先に想像する癖がつきました。次はそれを活かせる仕事がしたい」。こう語れる人は、たとえ1年でも、採用側に「この人は伸びる」と思わせます。反省と学びを、自分の言葉にできているかどうか。ここが分かれ目です。

むしろ、動くなら早いほうが有利です

最後に、これは背中を押す意味で書きます。第二新卒の一番の強みは、若さと素直さ、そしてポテンシャルです。そしてこの強みには、はっきりと期限があります。

ポテンシャル採用の枠は、年齢が上がるほど狭くなっていきます。25歳前後までは「これから育てよう」と見てもらえたものが、30歳が近づくと「即戦力か」を問われ始めます。だから、今の仕事が本当に合わないと感じていて、辞める理由を自分で分解できているなら、動くのを先延ばしにする理由はありません。「1年で辞めるのは早すぎるかも」とためらっているうちに、一番動きやすい時期が過ぎてしまうほうが、もったいないのです。

まとめ

  • 1年で辞めること自体を、採用側はそこまで問題視しない。見ているのは理由と語り方
  • 第二新卒枠はポテンシャル採用。短期離職を前提にした枠なので、1年で足切りは思うほど多くない
  • 「甘え」かの分かれ目は、逃げか選び直しか。理由を自分の言葉で語れれば甘えではない
  • 面接で致命的なのは他責。評価されるのは「短くても学んだこと+次でどう活かすか」
  • ポテンシャル採用の枠は年齢とともに狭まる。分解できているなら、動くのは早いほうが有利

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この記事を書いた人

営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。

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