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インサイドセールスへの転職を考えるとき、一番気になるのはやはり年収だと思います。
求人票には幅のある金額しか書かれていないことが多く、自分がどのあたりに落ち着くのか想像しにくいものです。営業を20年やってきて、採用にも長く関わってきた立場から、相場感と年収が上がる人・上がらない人の違いを書きます。
未経験スタートの年収レンジ
未経験からインサイドセールスに入る場合、年収はおおむね300万円台後半から400万円台前半のレンジで募集されることが多い印象です。前職が営業職であれば、経験を考慮されてこのレンジの上のほうから始まることもあります。
テレアポや電話営業の経験がある人は、未経験扱いでも「電話に慣れている」ことが評価され、初任給が有利になるケースをよく見てきました。ゼロからの未経験と、電話営業の経験がある未経験では、スタート地点が違うということです。
経験者になると、レンジが上がります
1〜2年インサイドセールスを経験し、アポイントの獲得数や商談化率で実績を出せるようになると、転職市場での評価は変わります。経験者としての求人では、年収400万円台後半から600万円台まで見かけるようになります。
特にSaaS業界のインサイドセールスは、他業界より年収レンジが高めに出ている求人が多い傾向があります。事業の成長速度が速く、営業組織への投資額が大きい会社が多いことが背景にあると考えられます。
年収が上がる人と、上がらない人の違い
採用や評価に関わってきた中で、年収が伸びる人には共通点がありました。数字を追うだけでなく、なぜその数字になったのかを自分で説明できる人です。
「今月はアポが多く取れました」で終わる人と、「架電数は変わらないが、トークの構成を変えたら商談化率が上がりました」まで言える人とでは、評価のされ方がまったく違います。後者は、次のポジション(フィールドセールスやチームリーダー)を任せられる人材として見られるからです。
逆に、年収が伸び悩む人の多くは、アポの数という「量」の評価軸に留まったままキャリアを重ねてしまっています。量から質への評価軸の転換が、年収を上げる分かれ目になります。
年収を上げる、2つの方向性
インサイドセールスとしての年収を上げる方向性は、大きく2つあります。
一つは、同じインサイドセールスの中でリーダーやマネージャーへ上がっていく方向です。プレイヤーとしての実績に加えて、チームの数字を作れるかどうかが評価されます。
もう一つは、フィールドセールスへの異動や転職です。決定率で評価される立場に移ることで、年収レンジが変わります。この違いについてはフィールドセールス(FS)とは?IS経験者が目指す、決定率が命の仕事で詳しく書いています。
求人票の年収表記で、見落としがちな点
年収を比較するときに注意してほしいのが、インセンティブ込みの金額なのか、固定給だけの金額なのかという点です。
「年収600万円可能」という表記の中に、達成が難しいインセンティブが大きく含まれているケースがあります。固定給がいくらで、インセンティブがどういう条件で発生するのか、面接で必ず確認してください。ここを確認しないまま入社すると、想定していた年収に届かず、こんなはずではなかったという状態になりやすいです。
自分の経験がどのくらいのレンジで評価されるのか、一人で判断が難しい場合は、転職エージェントに相談しながら市場価値を確認するのも一つの方法です。20代・第二新卒であれば、営業経験者の転職に慣れたところに無料で相談できます。
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この記事を書いた人
営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。


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