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テレアポの仕事は、声が資本です。顔も表情も伝わらない電話越しで、こちらの状態がダイレクトに相手に伝わります。だからこそ、声が枯れている時ほど、しんどい仕事はありません。
約70名の営業組織を管理してきた立場から、声の管理・体調管理について、現場で実際にやってきたことを正直に書きます。
声が出ない時期は、必ずやってきます
風邪をひいて喉がガラガラの状態で電話をかける。これは誰にでも経験があると思います。ただ、それだけではありません。
私自身、黄砂が舞う時期になると、決まって声が出なくなります。喉がイガイガして、普段の張りのある声が出せなくなる。毎年この時期は、正直かなり苦労してきました。
メンバーの中には、花粉症がひどい子もいました。鼻水をすすりながら電話をかけている姿を、何度も見てきました。相手には見えなくても、鼻声はしっかり伝わってしまいます。
電話の仕事である以上、こうした季節の影響から完全に逃げることはできません。だからこそ、「なってから対処する」のではなく、「なる前に備える」という発想が大事になります。
現場でやってきた、具体的な対策
私が管理していた現場では、次のようなことを徹底していました。
- オフィスの窓は、必ず開けておく:換気を止めない。とくに咳をしているメンバーがいる時期は、より意識していました
- マスクの着用は自由。ただし、自分は100%つけていました:管理職として体調を崩して休むわけにはいかない、という自覚があったからです
- 席が近いメンバーには、マスクの着用をお願いしていました:強制ではなく、「お願いだから」という形で伝えていました
- 手洗い・うがいの徹底:この仕事に限った話ではありませんが、基本ほど軽視されがちです
特別なことは何もしていません。ただ、当たり前のことを、当たり前にやり続けているかどうかの差だと思っています。
なぜ、ここまで体調管理にこだわるのか
理由はシンプルです。働けなければ、数字は生み出せない。私たちは営業です。体が資本というのは、昔からよく言われる言葉ですが、本当にその通りだと思っています。
休んでしまえば、その日の架電はゼロです。誰かが代わりにやってくれるわけではありません。体調管理ができていないというのは、突き詰めると仕事に対する準備ができていないということでもあります。
これは、勤務時間中だけの話ではありません。プライベートの過ごし方も含めて、日々の体調管理につながっています。前日の睡眠、食事、無理のない生活リズム。すべてが、翌日の声のコンディションに直結します。
声が出ない日、実際どうしていたか
どれだけ気をつけていても、声が出ない日は来ます。そういう時に大事なのは、無理をして声を張り続けないことです。
声が枯れている状態で無理に張ろうとすると、余計に喉を痛めて、回復が遅れます。トーンを落として、いつもよりゆっくり話すことを意識するだけでも、相手への伝わり方はそこまで変わりません。むしろ、落ち着いた低めの声の方が、信頼感が出ることもあります。
本当につらい時は、無理をせず早めに休む判断も必要です。1日休んで翌日からしっかり声を出せる状態に戻す方が、結果的にはチーム全体のためになります。
環境そのものが、体調管理を難しくしていないか
ここまで、個人でできる体調管理の話をしてきました。ただ、正直に言うと、個人の努力だけではどうにもならない環境もあります。
常に人手が足りず、誰も休める空気がない。声が枯れていても、休むと言い出せない雰囲気がある。そういう環境では、どれだけ本人が気をつけていても、無理を重ねるしかなくなってしまいます。
体調管理は、本人の意識と、それを受け止める環境の両方があって、初めて機能します。もし今の職場が、後者の部分でどうしても厳しいと感じているなら、それは環境を見直す一つのきっかけになってもいいと思います。
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まとめ
- テレアポは声が資本の仕事。風邪だけでなく、黄砂や花粉症の時期にも声のコンディションは崩れやすい
- 現場では、換気・マスクの徹底・手洗いうがいという基本を、当たり前に積み重ねていました
- 体調管理にこだわる理由は、働けなければ数字を生み出せないという営業の根本にあります
- 声が出ない日は無理に張らず、トーンを落として乗り切る判断も必要です
- 個人の努力だけでなく、休める環境があるかどうかも、体調管理には欠かせない要素です
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※本文中の内容は、筆者が約70名の営業組織を管理してきた中での実感であり、統計データではありません。
この記事を書いた人
営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。


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