新卒でテレアポに配属されて、辞めたいと思っている人へ。採用にも関わってきた営業管理職が書く。

新卒でテレアポに配属されて、辞めたいと思っている人へ。採用にも関わってきた営業管理職が書く。 営業・テレアポからの転職

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新卒で入った会社、最初の配属がテレアポだった。そういう方から、話を聞くことがあります。

自分で選んだ営業ではなく、配属で決まったテレアポ。だからこそ「これ、自分に合っているのかどうかもわからないまま、もう辞めたいと思っている」という状態になりやすいんです。

今日は、採用にも関わってきた営業管理職として、その状態にいる方に向けて書きます。

テレアポに限らず、営業という世界は厳しい

先に言っておきたいことがあります。テレアポだけが特別厳しいわけではありません。営業という仕事全体が、そもそも厳しい世界です。

断られ続ける。電話口で怒鳴られることもある。そして、人の出入りがかなり多い業界でもあります。同期が数ヶ月のうちに何人も辞めていく、という光景は珍しくありません。

これは、あなたの配属先だけが特別ブラックだから起きていることではなく、テレアポ・営業という仕事の構造そのものに、最初からある厳しさです。まずそれを知っておくだけでも、少し見え方が変わると思います。

新卒だからこそ、判断が難しい

第二新卒や、他の営業を経験してから転職を考えている人であれば、「前の仕事と比べてどうか」という物差しがあります。でも、新卒でいきなりテレアポに配属された人には、その物差しがありません。

比べる対象がないから、「これは普通のことなのか」「それとも、この会社・この職場が普通じゃないのか」の区別がつきにくいんです。これは新卒特有の難しさだと思います。

採用にも関わってきた立場から言うと、この区別をつけるための目安はいくつかあります。

「最初の山」は、多くの人が通る道

入社してだいたい3ヶ月目あたりに、最初の壁が来ます。「こんなにきついのか」という感覚です。これはテレアポ・営業という仕事に新しく入った人のほとんどが、一度は通る山です。

この時期の「きつい」は、仕事そのものへの慣れの問題であることが多く、PDCAを回せている(昨日できなかったことが、少しずつできるようになっている)実感があれば、時間とともに軽くなっていくケースがほとんどです。

逆に言うと、「きつい」という感覚だけで判断すると、本来は乗り越えられる山だったものまで「向いていない」と早合点してしまうことがあります。テレアポに向いている人・向いていない人についても、詳しく書いていますので参考にしてください。

ただし、区別すべき「もう一つの厳しさ」もある

一方で、すべてを「最初の山だから」で片付けてはいけません。区別すべきラインがあります。

それは、業務上必要な範囲を超えた叱責や人格否定があるかどうかです。数字が届かないことを厳しく指摘されるのと、人格そのものを否定されることの間には、明確な違いがあります。営業で詰められるのは当たり前なのかという記事で、この境界線について詳しく書いています。

「怒鳴られる」の中身が、業務指導の延長にあるものなのか、それとも人格を否定するようなものなのかは、自分一人で抱え込まず、できれば周囲や第三者の目で確認してほしいところです。

改善されない理由は、2パターンに分かれる

採用にも関わってきた立場として、何百人という人を見てきた中で、テレアポで結果が出ない・つらさが続いてしまう理由には、大きく2つのパターンがあります。

一つは、自分に対して甘くなってしまうパターンです。指導を受けて「わかりました」と返事はするけれど、実際には同じことを繰り返してしまう。もう一つは、断られ続けることでしんどくなり、考えること自体を放棄してしまうパターンです。

どちらも、精神論だけで乗り越えようとする職場では、なかなか改善の手が打たれません。もし今の職場が「気合いで頑張れ」としか言わない環境なら、それは新人であるあなたの問題ではなく、職場の育成体制の問題である可能性があります。

「向いていない」と思う人ほど、向いていることもある

これは新卒の方によく伝えたいことです。「自分は人見知りだし、テレアポなんて向いていない」と思っている人ほど、実は向いていることがあります。

人見知りな人・内向的な人は、普段から相手の顔色や様子をよく観察しています。営業で本当に大事なのは、勢いよく話すことよりも、相手をよく見て、距離感を合わせることです。逆に、自分は営業に向いていると思い込んでいる人ほど、一方的な話し方になりがちで、思わぬところでクレームにつながることもあります。

もちろん、これは絶対ではありません。生まれつき向いている人もいます。ただ、「向いていない」という思い込みだけで判断を急がない方がいい、ということは伝えておきたいです。

雇用形態や新卒かどうかは、実は関係ない

もう一つ、知っておいてほしいことがあります。数字が伸びるかどうかに、新卒か経験者か、正社員か派遣かは、実はあまり関係がありません。

大事なのは、当事者意識を持って取り組めているかどうかです。同じ新卒1年目でも、当事者意識を持って毎日の電話に向き合っている人と、ただこなしているだけの人とでは、半年後の伸び方がまったく違います。新卒だから仕方ない、という言い訳は、実はあまり意味がありません。

それでも辞めたいと思うなら、切り分けて考える

ここまで読んでも、やっぱり辞めたいという気持ちが変わらないなら、それも一つの答えです。ただ、辞める前に一度、何が嫌なのかを切り分けてみてください。

会社そのものが合わないのか。テレアポという仕事の形式が合わないのか。それとも、営業という仕事自体が合わないのか。この3つは、それぞれ対処法が違います。テレアポを辞めたい。転職の前に、切り分けたい3つのこと。で詳しく書いていますので、判断の材料にしてください。

新卒1年目で「向いていないかもしれない」と感じることは、決して甘えではありません。ただ、その感覚が「最初の山」なのか、「本当に合わない環境」なのかを見極めてから動く方が、次の一歩を後悔しにくいと思います。

一人で抱え込む前に、話を聞いてもらってください

今の環境が「最初の山」なのか「本当に合わない環境」なのかを、新卒1年目で一人で判断するのは、正直かなり難しいです。一人で「このままでいいのか」と抱えて時間だけが過ぎるより、一度きちんと話して整理したほうが、次の一歩は早く見つかります。UZUZは第二新卒に特化していて、ブラック企業を避けた求人から紹介してくれます。登録は無料で、数分で終わります。合わなければ断ってかまいません。迷っているなら、選択肢の一つとして知っておくだけでも損はありません。

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この記事を書いた人

営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。

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