LHH転職エージェントの評判を、採用担当として読んでみた。

LHH転職エージェントの評判を、採用担当として読んでみた。 営業・テレアポからの転職





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LHH転職エージェントを使おうか迷っているけれど、評判がよく分からない。そういう方に向けて書きます。

私は営業の現場に20年いました。採用にも関わってきた営業管理職として、テレアポ・インサイドセールス出身の候補者を何百人も見てきた側の人間です。口コミサイトの星の数を並べ直すのではなく、採用する側から見て、LHHを使う価値があるのかどうかを書きます。

先に結論を言います。30代以降でこれまでの経験を強みにしたい人、特に外資系・グローバル企業やハイクラスの年収帯を狙いたい人には、かなり相性がいいサービスです。 一方で、第二新卒や営業未経験、経験がまだ浅い方には、別のサービスとの併用が現実的です。理由を順番に書きます。

LHH転職エージェントとは何か、最初に整理しておきます

LHH転職エージェントは、世界60ヶ国以上で人材サービスを展開するアデコグループが運営する転職エージェントです(出典:LHH公式サイト)。以前は「Spring転職エージェント」という名称でしたが、ブランド統合によりLHHに変わりました。ミドル〜ハイクラス層向けの求人と、外資系・グローバル企業の求人を得意としているのが特徴です。

担当コンサルタントが業界・職種ごとに専門分化している傾向があり、大手の総合型エージェントが「業種を問わず幅広く」紹介するのに対し、LHHは「これまでの経験を、次のキャリアにどう活かすか」を一緒に整理してくれるタイプのエージェントです。

他のエージェントと、何が違うのか

大手・総合型 UZUZ(第二新卒特化) LHH(ミドル〜ハイクラス総合型)
求人の幅 非常に広い 絞られている ミドル〜ハイクラス層に絞られている
向いている人 幅広く見たい人 第二新卒・既卒・経歴に不安がある20代 30代以降、経験を積んだ層・外資系やグローバル企業を目指す人
強み 選択肢の多さ 伴走型の丁寧さ 業界・職種ごとの専門分化、外資系求人の厚み
未経験への対応 標準的 特に手厚い 経験者向き。年収レンジが合わないと紹介が限られやすい

3社の詳しい使い分けは、こちらにまとめました。

UZUZ第二新卒・LHH転職エージェント・リクルートエージェント、営業職の転職はどこを使うべきか。

口コミ・評判で多い声をまとめると

ネット上のLHHへの声を見ていると、こういった内容が繰り返し出てきます。

ポジティブな声:

  • これまでの経験をしっかり評価してもらえる求人を紹介され、希望以上の条件でオファーを受けられたという声
  • 担当者が業界特有の選考対策まで理解していて、安心して任せられたという声
  • 企業の採用方針や社風の理解が深く、自分の強みをどう活かせるか具体的にアドバイスしてもらえたという声
  • 他の転職エージェントと比べて外資系・グローバル求人が豊富だと感じたという声

気になる声:

  • 「ご紹介できる求人が限られています」と言われ、期待していたほど選択肢が多くなかったという声
  • 転職の可能性が低いと判断されると連絡が来なくなってしまったという声
  • 担当コンサルタントによって対応のスタンス・進め方がかなり違うと感じたという声
  • 都市部の案件が中心で、地方の求人は少ないという声

この気になる声は、性質が違う2つに分けられます。「担当者による差」は運用面の問題で、誰に当たるかによって変わりうるもの。 一方、「求人が少ない」「連絡が止まる」はサービスの設計そのものです。LHHはミドル〜ハイクラス層の、年収レンジが合う求人を軸に動くエージェントなので、ここは構造として理解しておいたほうがいい部分です。

「求人が少ない」「連絡が止まる」を、採用側としてどう読むか

「ご紹介できる求人が限られています」と言われて拍子抜けした、という声は一定数あります。ただこれは、LHHがそもそも「合う求人だけを厳選して紹介する」設計になっていることの裏返しでもあります。求人の母数がとにかく多い総合型エージェントとは、狙っているところが違います。

「可能性が低いと判断されると連絡が来なくなる」という声も、率直に言うとドライに感じる部分だと思います。ただ採用側の実感で言うと、ハイクラス層向けのエージェントほど、成約の見込みが高い求人にコンサルタントの時間を集中させるのは自然な動きです。「連絡が来なくなった」は、「今のタイミングでは自分に合う求人がない」というシグナルとして受け止め、他のサービスと並行して動くほうが合理的だと思います。

採用する側から見て、LHH経由の候補者はどう映るか

結論から言うと、どのエージェント経由かで候補者の評価が変わることは、採用担当の目線ではほとんどありません。 「LHH経由だから」で優遇も冷遇もしません。

ただ、LHHはコンサルタントが業界・職種で専門分化している傾向があるため、経由してくる候補者は「これまでの経験を、次にどう活かしたいか」がある程度整理された状態で面接に臨んでいる印象を持つことが多いです。

私自身、上場企業の営業管理職とは別に、外資系クレジットカード会社での営業経験もあります。外資系企業の選考は、実績を数字で語れるか、英語での意思疎通がどこまで求められるかなど、日系の総合職とは評価の物差しが違う場面が少なくありません。この実体験は別の記事で詳しく書きましたが、LHHのような外資系求人に強いエージェントの事前情報は、その物差しの違いを埋める意味で役に立つ場面が多いと感じます。

テレアポ・IS経験者にとって、LHHはどう使えるか

このサイトを読んでいる方の多くは、テレアポや電話営業、インサイドセールスの経験者だと思います。LHHとの相性は、経験の年数や、次に何を狙うかによって分かれます。

テレアポ・IS経験を数年積み、マネジメント職や外資系・グローバル企業への転身を考えている方には、かなり向いています。 経験を年収アップにつなげたい、というモチベーションとも噛み合います。

一方、第二新卒層や、テレアポ・IS経験がまだ浅い方には、UZUZのような伴走型エージェントのほうが合う場面が多いです。 LHHだけに絞ると、紹介される求人が少なく感じる可能性があります。

UZUZの評判を、採用担当として読んでみた。

面接でよくある、もったいない言い方

採用面接を何百回もやってきた立場から、ハイクラス・外資系企業への転職面接でもったいないと感じる言い方を、いくつか紹介します。準備の参考にしてください。

「マネジメント経験があります」で終わってしまう。これだと、何人を、どんな数字を持って動かしたのかが伝わりません。「部下◯名・チーム全体の予算◯円を管理していました」のように、規模感を添えるだけで印象は変わります。

「英語は日常会話レベルです」だけで、実務でどう使ったかが続かない。面接官が知りたいのは、英語力のレベル判定ではなく、実際の業務でどんな場面に英語を使ってきたかです。ここが言えないと、自己申告の域を出ません。

「御社のグローバルな環境に惹かれました」だけで、具体性が続かない。「グローバル」「成長環境」のような抽象語で止まらず、自分の経験のどこが、その環境で活きると考えているかまで言えると、説得力が変わります。

この3つは、LHHのような専門分化型エージェントで、経歴を丁寧にヒアリングしてもらいながら整理すると、改善しやすい部分でもあります。

こんな人が、LHHを使って動いています(※想定モデルケース)

ここまでの内容をもとに、よくある相談のパターンを整理しました。特定の個人の話ではなく、採用の現場でよく見てきた傾向をまとめた想定モデルケースです。

ケース1:Hさん(35歳・テレアポ部門のマネージャー5年→外資系企業のセールスマネージャーを目指す)
「部下をまとめていました」という漠然とした言い方から、「何人を、どんな指標で動かしていたか」という数字ベースの語り方に整理し直し、書類通過率が改善した。

ケース2:Iさん(38歳・法人営業10年→年収アップを主目的に転職検討)
年収レンジの合う求人を紹介してもらい、複数社の条件を比較しながら意思決定できた。求人の絞り込みが強い分、比較検討はしやすかったという声。

ケース3:Jさん(29歳・インサイドセールス3年→外資系企業への転身を検討)
面談の段階で「今の経験だと紹介できる求人が限られる」と伝えられた。LHH単体では選択肢が少なかったため、UZUZと併用しながらもう数年経験を積む方針に切り替えた。

共通しているのは、「経験はあるが、それを数字や具体的な場面で語れていない」という状態からのスタートです。LHHが向いているのは、経験ゼロの人ではなく、経験を次のステージで年収や役職に変えたい人だと思います。

経験レベル別に見る、LHHが向いているかどうか

年代よりも、マネジメント経験の有無・希望年収レンジのほうが判断材料として重要なサービスです。目安を整理しておきます。

経験レベル 向いているか 理由
営業未経験 × 単独では厳しい ハイクラス求人が中心で、実務経験が前提の求人が多い
テレアポ・IS経験1年未満 △ 相談価値はある 経験の言語化次第。まず面談で紹介できる求人の幅を聞いてみる価値はある
テレアポ・IS経験1〜3年、マネジメント未経験 △〜○ 求人次第 希望年収レンジが合えば有力候補。合わなければ他社併用が現実的
マネジメント経験あり・外資系や年収アップを目指す層 ◎ 特に向いている 専門分化したコンサルタント・外資系求人の厚みが活きる

面談前に準備しておくと、話がスムーズになること

LHHに限らず、ハイクラス層向けのエージェントを使うときは、準備の質が面談の中身を左右します。 特に効くのは、この3つです。

①これまでの実績を、人数・売上・件数などの数字で用意しておく。「部下◯名」「予算◯円」「成約件数◯件」など。ハイクラス層の選考では、数字で語れる候補者の評価が特に高くなりやすい傾向があります。

②英語力を使った場面があれば、具体的なエピソードにしておく。「日常会話レベルです」だけでなく、実務でどんな場面に使ったかまで言えるようにしておくと、面談の質が変わります。

③希望する年収レンジと、その根拠を自分の言葉で持っておく。「これくらいほしい」ではなく、今の経験のどこが評価されての金額なのかまで整理しておくと、コンサルタントも紹介しやすくなります。

登録から面談までの、だいたいの流れ

  1. 無料登録(数分で終わります)
  2. キャリアカウンセリング(今の経験・希望する年収レンジ・業界への理解度を話す)
  3. 経歴のヒアリング・整理(実績を数字ベースで整理し、求人とのマッチングを検討)
  4. 求人紹介・選考対策
  5. 面接・内定

最初の面談で大事なのは、紹介できる求人の幅を、遠慮なく確認することです。「今の経験だとどのくらいの選択肢がありますか」と聞いておくと、LHH単体で進めるか、他社と併用するかの判断材料になります。

よくある不安に答えます

Q. 経験が浅くても使えますか?
使えないわけではありませんが、紹介できる求人は限られやすいです。第二新卒や経験の浅い層は、UZUZのような伴走型エージェントとの併用をおすすめします。

Q. 無料なのはなぜ?裏があるのでは?
転職エージェントは、採用が決まった際に企業側から成功報酬を受け取る仕組みです。求職者側の負担はありません。これはLHHに限らず、エージェント全般の一般的な仕組みです。

Q. 求人の幅が狭いと聞くけど、大丈夫?
ハイクラス・専門特化領域に絞りたい人には十分ですが、業界を決めきれていない人には物足りない可能性があります。迷っているなら、求人の母数が多い総合型と併用するのが現実的です。

Q. 英語に自信がなくても大丈夫?
外資系求人が多いのは事実ですが、日系企業の求人も扱っています。英語力が必須かどうかは求人ごとに違うため、面談で紹介できる求人の幅を確認するのが確実です。

Q. 途中で他のサービスに乗り換えてもいい?
問題ありません。「登録=そのサービスで決める」というルールはどこにもありません。LHHで自分の市場価値を把握したうえで、実際の応募は別のエージェント経由で進める、という使い方をしている人もいます。

迷っているなら、話だけでも聞いてみる価値はあります

ハイクラス・外資系企業への転職を考えているなら、一度キャリアカウンセリングだけでも受けてみることをすすめます。自分の経験が、どんな年収レンジ・求人と結びつくのかを知るだけでも、次の一歩の判断材料になります。

LHH転職エージェント

アデコグループ運営、ミドル〜ハイクラス・外資系求人に強い転職エージェント。専門分化したコンサルタントが、経験を次のキャリアにつなげるサポートをしてくれます。無料でキャリアカウンセリングを受けられます。

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評判より、自分の経験がどう評価されるかを確かめる方が早い

評判を調べるのは正しい判断だと思います。ただ、ハイクラス層の評価軸は、一般的な転職の評価軸とは少し違います。 自分の経験がどう評価されるのかは、実際に話してみないと分からない部分が大きいです。

登録は無料で、話を聞くだけの利用も問題ありません。合わなければ、そこで判断すればいい話です。

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※本記事のうち、LHH転職エージェントが公表している内容は公式サイトを出典としています。口コミ・評判部分は複数のネット上の情報をもとに傾向をまとめたものであり、個別の体験を保証するものではありません。出典のない部分は、筆者が約70名の営業組織で採用に関わってきた中での実感です。サービス内容は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。

この記事を書いた人

営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。

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