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コールセンターとテレアポ。求人サイトでは同じような扱いをされがちですが、中身はまったく別の仕事です。
そして転職市場では、この2つの経験は「別のもの」として評価されます。営業を20年、電話の現場を長く見てきた立場から、違いと評価のされ方を整理します。
まず、根本の違いは「かかってくるか、かけるか」
一覧にすると、こうなります。
| 項目 | コールセンター(インバウンド) | テレアポ(アウトバウンド) |
|---|---|---|
| 電話の方向 | かかってくる(受電) | 自分からかける(架電) |
| 相手の状態 | 用件があって電話してきている | こちらの電話を待っていない |
| 主な目的 | 問い合わせ対応・手続き・クレーム対応 | アポイント獲得・商品案内 |
| きつさの質 | クレームを受け止めるきつさ | 断られ続けるきつさ・数字のきつさ |
| 評価される数字 | 対応件数・応対品質・解決率 | アポ数・成約数 |
同じ「電話の仕事」でも、精神的な負荷のかかり方から、求められる能力まで、ほぼ別物だということが分かると思います。
コールセンター経験は、どう評価されるか
採用する側から見ると、コールセンター経験者の強みは「正確さ」と「受け止める力」です。
マニュアルに沿った正確な対応、商品知識の習得力、そして怒っている相手を落ち着かせるクレーム対応力。この経験が一番活きる転職先は、カスタマーサポートや、SaaS業界で伸びているカスタマーサクセス(お客様の成功を支援する仕事)です。
一方で、営業職の採用では「自分から取りにいく経験」が見えにくいため、そのままだと評価しづらいことがあります。応募書類では「受けた」経験だけでなく、「自分から提案した」場面を探して書くのがコツです。
テレアポ経験は、どう評価されるか
テレアポ経験者の強みは、逆です。「断られても行動を続けられる力」と「数字への向き合い方」。
営業職の採用では、これが一番信用される実績になります。電話を待っていない相手に話を聞いてもらう経験は、営業の中でも難易度の高い部類だからです。インサイドセールスやSaaS営業への転職で、テレアポ出身者が歓迎されるのはこのためです。
詳しくはテレアポ経験は、転職市場でどう評価されるのかにまとめています。
「どちらが上」ではなく「進む方向が違う」
結論として、この2つは優劣ではなく、伸びていく方向が違います。
コールセンター出身なら、カスタマーサポート、カスタマーサクセス、事務系の顧客対応職。テレアポ出身なら、インサイドセールス、SaaS営業、フィールドセールス。王道のルートがそれぞれ別にあります。
気をつけたいのは、求人票で「コールセンタースタッフ」と書きながら実態はアウトバウンドのテレアポ、というケースが今もあることです。応募前に「受電か架電か」「ノルマの有無」は必ず確認してください。ここの確認を飛ばすと、想像と違う仕事が待っています。
経験をどう言葉にするかで、評価は変わる
最後に、採る側として一番伝えたいことを書きます。
コールセンターもテレアポも、「毎日電話をしていました」だけでは評価のしようがありません。1日何件対応して、何を工夫して、数字や品質がどう変わったか。それを言葉にできた人から、面接は通っていきます。
自分の経験がどちらのタイプで、どの方向に進めるのか。一人で整理しきれない場合は、転職エージェントに話しながら整理するのが早道です。20代・第二新卒であれば、電話営業系の経歴の扱いに慣れたところに無料で相談できます。
一人で「このままでいいのか」と抱えて時間だけが過ぎるより、一度きちんと話して整理したほうが、次の一歩は早く見つかります。UZUZは第二新卒に特化していて、ブラック企業を避けた求人から紹介してくれます。登録は無料で、数分で終わります。合わなければ断ってかまいません。迷っているなら、選択肢の一つとして知っておくだけでも損はありません。
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この記事を書いた人
営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。


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