「テレアポはやめとけ」という言葉をよく見かけます。
ただ、この言葉は言っている人によって意味がまったく変わります。採用にも関わってきた営業管理職の立場から、整理して書きます。
「やめとけ」と言う人は、大体3種類います
一つ目は、テレアポをやってみて辛かった人です。断られ続けた、ノルマがきつかった、上司との関係が悪かった。その経験から「やめとけ」と言っています。気持ちはわかりますが、その職場が悪かった可能性があります。
二つ目は、テレアポを外から見ている人です。「電話営業は時代遅れ」「迷惑がられる仕事」というイメージで言っています。実際にやったことがない人の意見です。
三つ目は、本当に向いていない人に忠告している人です。この場合の「やめとけ」は正しいアドバイスです。ただ、これはその人個人に向けた言葉であって、テレアポという仕事全体への評価ではありません。
「やめとけ」という言葉を真に受ける前に、誰が何を根拠に言っているのかを考える必要があります。
それでも、やめておいた方がいいケースはあります
テレアポに向いていない人が無理に続けても、消耗するだけです。
断られることを引きずる。電話をかける前から気持ちが重い。数字が出ない状況が続いてもPDCAを回す気になれない。こういった状態が続いているなら、テレアポという仕事との相性を疑った方がいいかもしれません。
また、今の職場の環境自体に問題がある場合も、早めに動いた方がいいです。ノルマだけ高くてサポートがない、上司がマネジメントをしていない、そういう環境で消耗し続けるのは意味がありません。
テレアポを続けた方がいいケースも、あります
始めて3ヶ月以内で「やめとけ」という声が気になっているなら、もう少し続けてみることをすすめます。テレアポはどんな人でも最初の3ヶ月はきつい仕事です。慣れる前に判断するのは早い。
数字が出ていない理由が自分にあるのか、商材やターゲットにあるのかを見極めてからでも遅くありません。未達の原因が自分ではなく環境にあるケースは、思っているより多いです。
テレアポの経験は、続けた分だけ転職市場での武器になります。「断られても続けられた」「数字を意識して動いた」という経験は、次の面接で具体的に話せる強みです。辞めるタイミングを間違えると、その武器を持たないまま転職することになります。
「やめとけ」より先に考えること
テレアポが嫌なのか、今の職場が嫌なのか、この二つを分けて考えることが最初のステップです。
テレアポという仕事自体が合わないなら、転職を考える理由になります。今の会社が合わないなら、同じテレアポ職でも別の会社に移る選択肢があります。この二つを混同したまま動くと、転職後に「結局同じだった」という状況になることがあります。
テレアポがブラックと言われる理由や、きついのは仕事の性質なのか職場の問題なのかについては、こちらにまとめています。
テレアポはブラックなのか。採用にも関わってきた営業管理職が20年見てきたことを書く。
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この記事を書いた人
営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。


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