派遣・契約社員のテレアポから正社員登用を勝ち取るには。採用担当が見てきた、通過する人としない人の違い。

派遣・契約社員のテレアポから正社員登用を勝ち取るには。採用担当が見てきた、通過する人としない人の違い。 営業・テレアポからの転職





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派遣や契約社員としてテレアポをしている方から、「正社員登用の話が出ているけれど、自分は通るのか」という相談を受けることがあります。周りに聞ける相手もおらず、一人で不安を抱えている方が多い印象です。

採用にも関わってきた営業管理職として、正社員登用の選考で実際に何が見られているのか、正直に書きます。

まず知っておきたい数字

マイナビキャリアリサーチLabの調査(2023年版)によると、派遣社員のうち自ら希望して正社員登用に応募した人は11.6%、そのうち実際に転換できた人は54.9%という結果があります(出典:マイナビキャリアリサーチLab「派遣社員の意識・就労実態調査」)。

つまり、まず「応募する・希望を伝える」という行動を取っている人自体が少なく、行動した人の半数以上は転換できているという見方もできます。制度があっても声を上げなければ動かない、というのが実情に近いようです。

大前提:雇用形態そのものは評価に関係ありません

これは、約70名の営業組織を見てきた中で実感していることです。派遣だから当事者意識が低い、正社員だから高い、ということはありません。派遣の立場でも数字と真剣に向き合っている人はいますし、正社員でもどこか他人事のように仕事をしている人もいます。

だからこそ、登用の選考で見られているのは「雇用形態」ではなく、「この人に正社員として任せて大丈夫か」という中身です。ここを具体的に見ていきます。

登用選考で通る人・通らない人の違い

採用・登用の場に関わってきた立場から、実際に差が出ていたポイントを3つ挙げます。

①数字を自分の言葉で説明できるか

「頑張っています」だけでは、登用の判断材料になりません。架電数・アポ獲得率・どのトークで成果が変わったかなど、自分の仕事を数字と具体的な工夫で説明できる人は、登用後の再現性を期待されやすくなります。逆に、数字を聞かれて答えに詰まる人は、実際の成果に関わらず不安視されがちです。

②登用後の役割を理解しているか

正社員になった後、求められることは今と同じとは限りません。後輩の指導、他部署との調整、テレアポ以外の業務が加わることも多くあります。「正社員になったら何を任されると思うか」を自分の言葉で答えられるかどうかは、選考でよく差が出るところです。今の仕事の延長線上でしか考えていないと、この質問に弱くなります。

③日頃の姿勢は、選考の場より前から見られている

正社員登用の面談は、実は面談の場だけで決まっていないことが多いです。日頃の勤怠、周囲との関わり方、指摘を受けたときの反応など、選考の何ヶ月も前からの積み重ねが見られています。急に面談前だけ姿勢を変えても、周りにはわかってしまうものです。

会社都合で決まらないこともある、という事実

ここは正直にお伝えしたい部分です。登用の枠は、その年の会社の業績や組織の状況によって、増えることも減ることもあります。本人の頑張りが十分でも、会社側の事情でタイミングが合わないことは実際にあります。すべてが自分の努力不足だと思い込む必要はありません。

今日からできること3つ

  • 数字を記録する習慣を持つ:月ごとの架電数・アポ獲得率・成約への貢献などを自分でメモしておく。いざ登用面談となったときに、具体的に語れる材料になります
  • 希望をはっきり言葉にする:「いつか正社員になれたら」と思っているだけでは伝わりません。上司や登用担当に、時期を明確にして希望を伝えることが、行動した11.6%側に回る第一歩です
  • 会社の登用実績を確認する:過去に実際どれくらいの人が登用されているか、制度として機能しているかを確認しておくと、期待値のズレを防げます

会社の登用制度が弱いと感じたら

確認してみた結果、「そもそも登用の実績がほとんどない」「制度はあるが形だけ」という会社であれば、今の会社にこだわり続ける必要はありません。テレアポの経験は、他社でも正社員として評価される経験です。今の会社の登用を待つだけでなく、外の選択肢を知っておくことも、遠回りではありません。

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まとめ

派遣・契約社員という雇用形態そのものは、正社員登用の評価に関係ありません。見られているのは、数字を自分の言葉で語れるか、登用後の役割を理解しているか、日頃の姿勢です。一方で、会社都合で枠が決まらないこともあり、すべてを自分の責任だと背負う必要はありません。まずは希望を言葉にして伝えること、そして会社の制度が機能しているかを確認することから始めてみてください。

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※出典を記載した部分は、マイナビキャリアリサーチLabの調査データです。出典のない部分は、筆者が約70名の営業組織を管理してきた中での実感であり、統計ではありません。登用制度・基準は企業によって異なります。

この記事を書いた人

営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。

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