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テレアポやインサイドセールスの経験を活かせる転職先として、人材紹介営業(キャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザー)を挙げる人は多いです。実際、架電・提案・クロージングという流れは、確かに近いものがあります。
約70名の営業組織を管理してきた立場から、この相性の良さと、見落とされがちな注意点を書きます。
相性がいいと言われる理由
人材紹介営業の仕事は、大きく分けて2つの動きがあります。求職者と面談して転職先を提案するキャリアアドバイザー(CA)と、企業側に求人の提案・調整を行うリクルーティングアドバイザー(RA)です。
テレアポで培った「短時間で相手の状況を把握し、次のアクションにつなげる」感覚や、インサイドセールスで培った「架電から提案・クロージングまで一貫して動く」経験は、どちらの動きにも直接活きます。特に、数字を追いながら日々架電・面談をこなしてきた経験は、この業界のペースにそのまま馴染みやすいです。
ただし、売っているものが根本的に違う
ここが一番の注意点です。テレアポやインサイドセールスは「モノ・サービス」を売る仕事でした。一方、人材紹介営業は「人」と「企業」をマッチングさせる仕事です。
相手が商品ではなく人生の選択に関わる存在である以上、押しの強さやトーク力だけでは通用しません。求職者が本当に何を求めているのか、言葉になっていない部分まで拾う傾聴力が、テレアポ以上に問われます。数字を追う感覚は活きますが、「架電のノリ」をそのまま持ち込むと、求職者との信頼関係を作れず苦戦することになります。
CAとRA、どちらが向いているか
これは経験してきた仕事のタイプによって変わってきます。
- 完結型のテレアポ・IS経験者(電話でクロージングまで担ってきた人):求職者と一対一で関係を作り、意思決定までサポートするCAとの相性が良い傾向があります
- 法人営業寄りの提案・折衝経験がある人:企業側の要望を汲み取り求人票を作り込むRAの方が、経験を直接活かしやすいです
どちらが優れているという話ではなく、自分がこれまで「個人」と向き合ってきたのか、「企業」と向き合ってきたのかで、フィットする方向が変わります。
採用側が見ているポイント
人材紹介営業の面接では、数字の実績以上に「なぜ人材紹介なのか」の言語化が見られています。単に「営業経験を活かせそうだから」では弱く、テレアポ・IS経験の中で感じた「人の話をじっくり聞く面白さ」や「相手の意思決定を後押しできた瞬間」を具体的に語れるかどうかが、評価の分かれ目になります。
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まとめ
- テレアポ・IS経験は、架電から提案・クロージングまでの流れという意味で人材紹介営業と相性が良いです
- ただし売っているものが「モノ」から「人と企業のマッチング」に変わるため、押しの強さより傾聴力が問われます
- 個人と向き合ってきた人はCA、企業と向き合ってきた人はRAの方が経験を活かしやすい傾向があります
- 面接では「なぜ人材紹介なのか」を、実体験に基づいて言語化できるかが評価されます
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※本文中の内容は、筆者が約70名の営業組織を管理してきた中での実感であり、統計データではありません。
この記事を書いた人
営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。


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