営業から独立した人が、また会社員に戻ってくる理由。AI時代の独立と、採用側から見た現実。

営業から独立した人が、また会社員に戻ってくる理由。AI時代の独立と、採用側から見た現実。 営業・テレアポからの転職

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

AIの進化で、個人が一人でプロダクトを作り、営業までこなせる時代になってきました。これまでなら組織の力が必要だったことが、一人でも形にできる。営業経験があって、自分でサービスやツールを組み立てられる人にとって、独立という選択肢は、今の時代かなり現実的なものになっていると思います。

その一方で、独立してフリーランスや個人事業主になった人が、しばらくしてまた会社員に戻る動きも、実際に増えています。リクルートやパーソルキャリアの仲介実績によると、2024年4〜9月にフリーランスから正社員へ転職した人数は、5年前と比べて約3倍に増えたと報じられています(出典:日本経済新聞「フリーランス→会社員、5年で転職3倍 安定求め回帰」)。私の印象では、この中でも40代・50代で出戻るケースが目につきますが、年代別の内訳までは公表されている数字を確認できておらず、ここはあくまで個人的に見聞きしてきた範囲での実感です。私は営業の現場に20年いて、約70名の営業組織をマネジメントしてきました。この記事では、独立という選択肢そのものを否定するのではなく、会社員に戻るという選択をするときに何が起きるのか、採用する側の視点も交えて書きます。

独立が現実的になったのは、AI時代ならではです

営業として結果を出してきた人が、自分でプロダクトを作って売るところまで一人でできる。これは、AIがなかった時代には難しいことでした。企画、開発、営業、それぞれに専門のチームが必要だったところを、今は一人で回せる範囲がぐっと広がっています。独立という選択肢が現実的になったのは、間違いなくこの流れがあってのことだと思います。

それでも、会社員に戻る人がいます

この記事は、独立に対して注意喚起をするために書いているわけではありません。ただ、実際に独立した人の中には、しばらくして会社員に戻る人がいるのも事実です。理由は人それぞれですが、多くの場合、収入の波の大きさや、社会保険や税務の手続きを一人で背負い続ける負担、そして何より、組織を離れていた期間のブランクが関係しているように思います。

フリーランスから会社員に戻るのは、体力を使います

ここでお伝えしたいのは、フリーランスから会社員に戻るという動きは、思っている以上に体力を使うということです。独立していた期間は、自分のペースで動いてきたはずです。会社員に戻るとなると、組織のルール、報告のタイミング、上司や同僚との関係といった、独立している間は意識しなくてよかったものに、もう一度合わせていく必要があります。

加えて、独立していた期間をどう説明するかも、選考の場では避けて通れません。何を目的に独立し、何を得て、なぜ会社員に戻ろうと思ったのか。ここを自分の言葉で整理できていないと、面接の場で説得力を持たせるのが難しくなります。この整理と準備を一人でやり切るのは、決して簡単なことではありません。

だからこそ、エージェントを使う意義があります

独立から会社員に戻る場面は、通常の転職以上にエージェントを使う意味が大きいと思っています。理由は2つあります。1つは、独立期間の説明の仕方について、第三者の視点で整理を手伝ってもらえることです。自分では気づきにくい伝え方の癖や、面接で聞かれやすいポイントを、事前にすり合わせられます。もう1つは、独立経験をどう評価するかは企業によって差が大きいため、独立経験者を実際にどう見ているかという情報を、エージェント側が持っていることが多いという点です。

一人で全部背負って会社員に戻ろうとすると、独立していた期間の説明も、面接対策も、企業選びも、すべて自分で組み立てることになります。そこに体力を使い切ってしまう前に、一度外の力を借りるという選択肢は、十分にあっていいと思います。

採用する側は、独立経験をどう見ているか

採用する側として、独立経験のある方の面接をしてきた実感を書きます。独立していた事実そのものは、マイナスに見られるとは限りません。むしろ、自分で意思決定をして動いてきた経験は、評価されることもあります。

見られるのは、その経験を経て、なぜまた組織に戻りたいのかという理由の一貫性です。「独立してみて分かったこと」があり、その上で組織にいることの意味を自分なりに言語化できている人は、話に説得力があります。逆に、独立がうまくいかなかったからとりあえず戻る、という状態のままだと、面接で見透かされやすくなります。

まとめ

  • AIの進化で、営業経験を活かして一人でプロダクトを作り、独立するという選択肢は、今の時代かなり現実的になっています
  • それでも、独立から会社員に戻る人は実際に増えています(2024年4〜9月、5年前比で約3倍という報道もあります)。これは独立への注意喚起ではありません
  • フリーランスから会社員に戻るのは、組織のペースに合わせ直す体力と、独立期間の説明を整理する準備が必要で、思っている以上に負担があります
  • だからこそ、独立期間の伝え方や企業選びで、エージェントを使う意義は通常の転職以上にあります
  • 採用する側が見ているのは、独立していた事実そのものより、なぜまた組織に戻りたいのかという理由の一貫性です

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独立していた期間の伝え方や、企業選びを一人で抱え込むと、思っている以上に体力を使います。求人数が豊富な総合型のエージェントに、まずは状況を話して選択肢を整理してもらうという方法もあります。相談は無料で、合わなければ断ってかまいません。

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この記事を書いた人

営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。

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