営業から広報へ転職。実は親和性が高い理由を、採用側から書く。

営業から広報へ転職。実は親和性が高い理由を、採用側から書く。 営業・テレアポからの転職

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

営業から広報へ。この組み合わせは、あまり語られることがありません。求人サイトを検索しても、広報職の募集ばかりが出てきて、「営業経験者がどう広報に転職するか」というノウハウにはなかなかたどり着けません。

私は営業の現場に20年いて、約70名の営業組織をマネジメントしてきました。採用にも数多く関わってきましたが、その立場から見ても、営業と広報は実は相性がいい組み合わせだと感じています。今日はその理由を書きます。

営業と広報は、実は似ている仕事です

広報というと、記者会見やプレスリリースといった華やかなイメージが先に来るかもしれません。ですが、実際の仕事の中身は「相手の状況を理解し、伝わる言葉で関係を築く」という点で、営業と驚くほど近いところにあります。

営業がお客様のニーズを汲み取って提案するように、広報はメディアや世の中が何に関心を持っているかを読み取って情報を発信します。「相手が何を求めているかを考えてから話す」という基本動作は、両方の仕事で共通しています。

顧客との関係構築力、初対面の相手とすぐに信頼関係を作る力、複雑な内容を分かりやすく伝えるプレゼン力。営業で鍛えられたこれらの力は、広報の現場でもそのまま武器になります。

ただし、営業とは違う適性も求められます

一方で、広報には営業とは異なる資質も必要です。一番の違いは、「自分が前に出る仕事ではない」という点です。営業は自分自身が成果を出す主役ですが、広報は会社や商品を主役に立て、自分は裏方に徹する場面が多くなります。

もう一つは、文章力です。取材対応やプレスリリースの作成では、話し言葉ではなく、読み手を意識した文章を書く力が求められます。営業では「口で伝える」場面が中心だった方にとって、ここは新しく鍛える必要がある部分です。

加えて、コミュニケーション力そのものだけでなく、社内外の状況を柔軟に整理して対応する力も求められます。営業のように自分のペースで動ける場面ばかりではない、という前提を持っておくと、ギャップに戸惑うことが少なくなります。

未経験から入るなら、会社の規模で狙い目が変わります

未経験から広報を目指す場合、狙い目になりやすいのは新興企業です。成長中の企業では、事業拡大のタイミングで広報部門を新設し、そこで人を募集するケースがあります。こうしたタイミングでは、広報の実務経験そのものより、「対外的な発信を任せられる人柄と発信力」が重視されやすく、営業出身者にもチャンスがあります。

逆に、大手企業やグローバル展開が進んだ企業では、広報経験そのものを条件にしてくるケースが増えます。未経験から挑戦するなら、まずは規模の小さい、あるいは急成長中の企業から広報のキャリアを積み始めるのが現実的です。

「ひとり広報」という現実も知っておいてください

未経験から広報に飛び込む場合、特に注意してほしいのが「ひとり広報」というポジションです。広報担当が自分一人しかいない環境では、教えてくれる先輩がいません。業界知識も、メディアとの付き合い方も、すべて自分で手探りで身につけていく必要があります。

営業から未経験で挑戦する場合、この環境は想像以上に負荷が高くなります。面接の段階で、社内に広報経験者がいるのか、教育体制はどうなっているのかを確認しておくことを強くおすすめします。

まとめ

  • 営業と広報は、「相手を理解し、伝わる言葉で関係を築く」という点で実は似ている仕事です
  • ただし、自分が主役でなく裏方に回る姿勢と、話し言葉ではない文章力が新たに求められます
  • 未経験から挑戦するなら、広報部門を新設したばかりの新興企業が狙い目です
  • 「ひとり広報」の環境は指導者不在のリスクが高いため、教育体制を面接で確認してください

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この記事を書いた人

営業ひとすじ20年。電話営業・インサイドセールスの現場から始まり、約70名の営業組織のマネジメントを経験。採用面接にも数百人単位で関わってきました。「辞めて正解だった人」も「辞めなくてよかった人」も見てきた立場から、テレアポ・インサイドセールス・営業職の次のキャリアについて、きれいごとではない話を書いています。

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