※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
面接の最後に、「御社が第一志望です」と言われる。転職活動をしている方なら、一度は口にしたことがある言葉だと思います。逆に採用する側からすると、この一言をどう受け止めているのか。今日は、営業20年・採用面接にも数多く関わってきた立場から、書いていきます。
結論、評価がその一言で覆ることはありません
先に結論を言ってしまうと、私がこれまで見てきた面接の中では、「御社が第一志望です」と言われたからといって、評価がひっくり返ることはありませんでした。面接の中で見てきたその人の受け答え、経験、人柄。そこで積み上がった評価が、最後の一言だけで大きく変わることはありません。
採用する側は、それなりの数の面接をこなしています。「第一志望です」という言葉自体は、実はそこまで珍しいものではありません。むしろ、その言葉をどう受け止めるかより、その言葉が出てきた後に何を確認するかの方が、採用側にとっては大事な時間になります。
「第一志望です」と言われたら、何を確認するか
私が実際にやっていたのは、その場で鵜呑みにすることではなく、二つのことを確認することでした。
一つは、他社の選考状況です。他にも選考が進んでいる会社があるのか、あるとすればどのくらいの段階まで進んでいるのか。もう一つは、その他社からすでに内定をもらっているかどうかです。この二つを聞くことで、「第一志望です」という言葉が、どういう状況の中で出てきた言葉なのかが見えてきます。
他社の選考がまったく進んでいない状態で「第一志望です」と言われるのと、複数社から内定をもらった上で「それでも御社が第一志望です」と言われるのとでは、言葉の重みがまったく違います。後者の方が、応募者にとって本当に選ぶ理由があるということだからです。
言葉そのものより、理由を聞きます
そしてもう一つ、私が必ず聞いていた質問があります。「なぜ、うちが第一志望なのですか」という、そのままの質問です。
ここで返ってくる答えの質に、実はその人の本気度が一番はっきり出ます。「雰囲気が良さそうだったから」「家から近いから」という答えが悪いわけではありませんが、具体性という点では正直物足りない内容です。一方で、面接の中で聞いた話や、事前に調べてきた情報をもとに、「この会社のこういうところが、自分のやりたいことと合っている」と具体的に話せる人は、言葉だけでなく、そこに至るまでの準備があったことが伝わります。
つまり、「第一志望です」という一言そのものよりも、その後に続く「なぜ」の部分の方が、採用側にとってはよほど重要な判断材料になっています。
正面から受け取る人は、実はあまりいないと思います
これは私だけの感覚ではなく、ある程度の採用経験を積んだ面接官であれば、似たような感覚を持っている人が多いのではないかと思います。「第一志望です」という言葉を、額面通りに喜んで受け取る採用担当はあまりいません。転職活動でよく使われる言葉だということを、面接官の側もよく分かっているからです。
だからといって、その言葉を軽んじているわけでもありません。むしろ、その言葉をきっかけに一歩踏み込んで話を聞く、材料の一つとして扱っている、という表現の方が近いと思います。
本当は第一志望ではない時、どう答えるか
ここまで読んで、「実際には第一志望ではないのに、そう言った方が有利なのでは」と思う方もいるかもしれません。ここは、どう答えるかで悩むところだと思います。
私の考えでは、無理に「第一志望です」と言い切る必要はありません。それより、「まだ他社も検討中ですが、御社に強く惹かれている理由は、これこれです」というように、誠実な立場を保ちながら、興味の強さを具体的な理由とセットで伝える方が、結果的に信頼されます。先ほど書いた通り、採用側が見ているのは言葉そのものより理由の中身です。嘘の第一志望より、誠実な二番手の方が、理由さえ具体的であれば、はるかに説得力を持ちます。
逆に、「第一志望です」と言い切った上で、後から他社に内定が決まって辞退する、というケースも実際にあります。これ自体は仕方のないことですが、面接の場でその場しのぎの言葉を並べるより、そのまま状況を話しておいた方が、その後のやり取りもスムーズになることが多いです。
それでも、個人的にはありがたいと思っています
ここまで、採用する側の冷静な受け止め方を書いてきましたが、最後に、私個人の本音も書いておきます。
今は、働き手が少ない時代です。特に営業、それもテレアポやインサイドセールスのような仕事は、やりたいという人自体が、実際のところ貴重になってきています。そういう時代の中で、「御社が第一志望です」とはっきり言ってもらえることは、評価がどうこうという話とは別に、単純にありがたいことだと、私は個人的に思っています。
評価は評価として冷静に行いながら、そう言ってもらえたこと自体には、素直に感謝する。この二つは、両立できるものだと思っています。応募者の立場からすると、「どうせ額面通りには受け取られない」と斜に構える必要はありません。理由をきちんと言葉にできる準備さえしておけば、その言葉は、ちゃんと届きます。
まとめ
「御社が第一志望です」という言葉は、それ単体で評価を動かすものではありません。ですが、採用側はその言葉を軽く流しているわけでもなく、他社の選考状況や、なぜ第一志望なのかという理由を通して、応募者の本気度を見ています。言葉そのものより、その後に何を語れるかを準備しておくことが、一番の対策になります。
一人で「このままでいいのか」と抱えて時間だけが過ぎるより、一度きちんと話して整理したほうが、次の一歩は早く見つかります。UZUZは第二新卒に特化していて、ブラック企業を避けた求人から紹介してくれます。登録は無料で、数分で終わります。合わなければ断ってかまいません。迷っているなら、選択肢の一つとして知っておくだけでも損はありません。


コメント